ファインディに入社してひと月がたちました

2022 年 12 月に約 3 年半お世話になった職場を離れ、2023 年 1 月よりファインディ株式会社にてエンジニアとして働き始めました。
今回の転職に至った自分自身の気持ちや、理由、そして 1 ヶ月間働いた近況をまとめておきたいと思います。
転職の経緯
プレイヤーとしての自分に挑戦したい
プログラミングを始め、技術にのめり込んだ 20 代に始まり、言語やフレームワークを問わず、Web 以外に iOS アプリや Android やいろいろなものを作った 30 代前半から
フロントエンドの面白さと Web の楽しさ、そして開発リードやマネージメントを経験した 30 代後半としてキャリアを進めてきました。
改めていま自分自身がフルでプレイヤーとして活動したときの限界に挑戦したいという気持ちと、あと何年、第一線のエンジニアとしてコードを書いていられるのだろうかという
焦燥感がいつもぐるぐると自分のなかで回っているのを感じていました。
エンジニア向けのサービスを開発してみたい
自分のキャリアのなかで、いつもどこかに、「エンジニアのためのサービスを作るひとたち」への小さな憧れがありました。エンジニアによる、エンジニアのための、エンジニアのサービスを、
まさに自分ごととして成長させていくことへの憧憬があり、人生のなかの "死ぬまでにしたいこと" の 1 つでもあります(ました)。
そこにはエンジニアリングそのものの難しさ(それ故の楽しさ)と、それに関わる多くの人たちへの "仲間意識" のようなものがあり、ファインディの掲げる「つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる。」
への共感でもあります。
自分が使って良いと思ったものに関わりたい
現在、フィンディでは Findy Team+というサービスの開発をしています。前職で開発チームのマネージメントをしていたときに、このプロダクトにとても助けられました。
前職ではチームの開発速度や生産性を向上することをミッションとして、開発リードやチームマネージメントのポジションについたのですが、これまで好き勝手にプレイヤーとして自分自身の研鑽のみに注力したため、
「チームってなんだ?生産性ってなんだ?成長ってどうするんだ?」と困惑することだらけでした。自分以外の誰かによりよく働いてもらい、パフォーマンスを上げてもらうのが仕事であるのに、なにひとつできませんでした。
このときの評価面談では自己評価を過去最低の評価として提出して、これまで地道に続いた昇格もしないでほしいと自分から言ったくらいです。
そんな自分なりの組織マネージメントに限界を感じていた中で、たまたま Findy Team+(当時は Findy Teams)が導入され、そして大いに助けられました。エンジニアリングを可視化するとはどういうことか、
どんな数値を追っていくことが組織改善につながるのか、または、何を追わなくていいのかを、組織改善のアプローチと数値を比べながら PDCA することで、開発速度だけでなく、チームの雰囲気まで改善されました。
そして前職がファインディの表彰を受賞(するための一端を担えた)したことで、さらに大きな自信になりました。
ちょうどこのときに、プロダクトの成長に関わるチャンスをスカウトという形でもらえたこともあり、フィンディへの転職にいたりました。
入社直後の所感
現時点で 1 ヶ月が経過したのでその振り返りをしていきたいと思います。
仕事はじめが 1 月 4 日からで 2 日間の入社関連のオリエンテーションや事務処理のための環境整備などをし、実際にコードを眺め始めたのが 1 月 6 日からです
(入社日前に社用 PC が支給されて、基礎的な環境構築やドキュメントを眺めるなどを有給消化期間にしていました)。
もともとプロダクトのユーザであるので、画面や操作にある程度の馴染みがあるというアドバンテージもあり、比較的スムーズにプロダクトのオーバービューと
開発環境を紐付けて理解する時間が持てたと思います。
またプロダクトが掲げる生産性向上は、当然ながら自分たちの生産性の計測にも利用しており、チーム全体の生産性に対する意識が非常に高いことも特徴だと思います。
いかにして生産性を向上し、Developer Experience を維持していくか、そしてそれを事業につなげていくかという意思を強く持った組織です。
自分もその中でコード変更に対するパフォーマンスを早期に発揮していくことにワクワクと少しのプレッシャーを感じながら仕事をはじめました。
入社してひと月たった結果
まずシンプルに、転職前はマネージメント比重が大きかったこともあり、開発パフォーマンスの初速をだせていないことに苛立ちがありました。
コードをうまく、誠実に書くことが自分が思っていたたよりも遅く、ある種のリハビリ期間があったと思います。
フロントエンドの設計やアーキテクチャを理解しながら、徐々に身体になじませながら、PR をあげていくことに集中してきました。その結果が下です。
めちゃ PR 書きました。
1 月中に仕事として作成した Pull Request は 55 件で、稼働日あたりでは 3.1 PR / day となりました。
ついでに Findy Team+でのログ表示もしてみました。
こちらは入社直後から伸びが無いように見えますが、入社して 1 週間ほどは比較的簡単なタスク、月の後半になるほど複雑さのある PR を書いています。
PR の本数にばらつきが出ているのもそのためですが、全体としての平均を落とさずに進めてこれたかなぁというのがわかります。
振り返り
まずは 1 ヶ月、プレイヤーとしての勘と手数を取り戻す時間を持てたのがまずは大きかったと思います。
結果としていっぱい PR を出せたので、はじめのひと月としては上々の滑り出しができました。
これから更にプロダクト成長のためのエンジニアリングとしての貢献ができるように、より深くチームにフィットしていきたいと思っています。
おわり。